こちらの記事で、サブカメラとして使用していたFUJIFILM X100Fの不満点を前の記事で書きましたが、悩んだ末にX-T20ズームレンズキットに入れ替えました。

FUJIFILM X-T20 ズームレンズキット

FUJIFILM X-T20レンズキットを選んだ理由

まず、サブカメラが必要かどうかならついて。

メイン機のSONY α7IIIに標準単焦点一本を付けて普段持ち歩くことも検討しましたが、20万円もするカメラを常に持ち歩くこと少し抵抗がありました。

また、単焦点一本だけでは限られたシチュエーションにしか対応できない不安もあります。

X100Fは換算35mmの他、結構使えるデジタルテレコンで50mm、80mm相当の画角も使えて、割と色々なシチュエーションに対応できました。

そこで、やはりサブカメラは必要で、下記のカメラとレンズに候補を絞りました。

  • SONY RX100M4
  • OLYMPUS OM-D E-M5 markII + M.ZUIKO PRO 12-40mm F2.8
  • FUJIFILM X-T20 + XF18-55mm F2.8-4

SONY RX100M4はどうか?

最初に検討したのが高級コンデジの定番、Cybershot RX100M4。

SONY サイバーショット DSC-RX100M4

より新しいRX100M6やM7はレンズが24-200mm F2.8-4.5になり、お値段も10万超え。
自分の場合、普段使いは80mm程度までで十分なので、このレンズはオーバースペックです。

そこでRX100M5に目をつけました。
こちらは焦点距離24-70mmでF値1.8-2.8。70mmでF2.8が使えるので十分ですね。AF性能がα9並なのがすごいですが、正直サブカメラにそこまでのAF性能は求めていません。

RX100M5のAF性能を落としたのがRX100M4。むしろこちらで十分です。お値段も安いし。

気持ちはほぼRX100M4で決まりかけていました。

やはり1インチセンサーでは…

低感度での撮影では十二分の絵を吐き出してられるRX100シリーズですが、高感度はどうなのか色々調べてみました。

室内での撮影があると、感度を上げざるを得ませんが、店頭で感度を変えて何枚か撮ってみましたが、ISO1600だともう厳しい感じでした。
やはり1インチセンサーでは限界がありますね。

では、ちょっと大きいマイクロフォーサーズはどうでしょう?

OLYMPUS OM-D E-M5 MarkIIにM.ZUIKO PRO 12-40mm F2.8はどうか?

マイクロフォーサーズセンサーを積んだE-M5 MarkIIは、新型が出て随分お手頃価格になっています。

OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M5 MarkII ボディ

これまで何度も使ってきたカメラなので、デザインや質感、性能については把握しています。

高感度耐性はお世辞にも良いとは言えませんが、コンパクトでお手頃なレンズが豊富なことが魅力です。

今回は明るい標準ズームレンズが目当てなので、OLYMPUS M.ZUIKO PRO 12-40mm F2.8とLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4をリストアップしました。

OLYMPUS カメラレンズ ED 12-40mm F2.8 PRO M.ZUIKO DIGITAL(ズイコーデジタル) ブラック [マイクロフォーサーズ /ズームレンズ]

どちらも素晴らしい標準ズームレンズです。お値段の安いM.ZUIKO PRO 12-40mm F2.8で、試算すると中古でE-M5II本体と合わせて9〜10万円くらい。

予算を最大で8万円くらいに設定していたので、ちょっと予算オーバーです。

予算に収まるカメラと標準ズームがないかなと悩んでいましたが、ありました、FUJIFILMに。

XF18-55があるじゃないか!

FUJIFILMのキットレンズにXF18-55mm F2.8-4という商品があります。

XF18-55MMF2.8-4R 富士フイルム フジノンレンズ XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS

キットレンズと言えば、普通はF3.5-F5.6が定番ですが、こちらは一段明るいF2.8-4です。

写りも評判が良く、お値段もお手頃。
単体を新品で購入すると5万円前後ですが、オークションなどでいわゆるキットばらしの新品同様が3万以内で多数出品されているおかげで、保証付きの中古相場もかなりお買い得になっています。

FUJIFILMのJPEG画質が好きなので、FUJIFILMから離れたくない気持ちもありました。
レンズはこちらで決まりです!

さてカメラ本体はどうするか?

組み合わせる本体は、X-PROシリーズ、X-Tシリーズ、X-Eシリーズなど豊富にあります。

α7IIIがあるので、高性能な最新機種やハイエンドは必要ありません。

候補に挙げたのは、X-T1、X-T10、X-E2、X-T20、X-E3。

古い世代のX-T1、X-T10、X-E2でも画質としては個人的に問題ありませんでした。

特にX-E2のブラックにサムレストをつけたスタイルはとても好みです。

この組み合わせだと、中古で5万円代。めちゃくちゃリーズナブル!
しかし、程度の良い個体はさすがにタマ数が少ないですね。

状態の良くない中古は嫌なので、次の世代のX-T20、X-E3を探しました。こちらはタマ数もありました。

富士フイルム X-T20 レンズキット(ブラック)

富士フイルム ミラーレス一眼カメラ「FUJIFILM X-E3」ズームレンズキット(ブラック)

ファインダー性能は劣りますが、撮影機能や出てくる画像は、ハイエンドのX-T2やX-PRO2と変わりないのも魅力です。

お値段的もレンズと合わせて7〜8万円ぐらいで、予算的にもバッチリです。

X-T20とX-E3に目星をつけて探したところ、X-T20レンズキットのメーカー保証付きのものがオークションサイトに出ていて、73,000円で購入できました。

FUJIFILM X-T20 / XF 18-55mm F2.8-4

やはりFUJIFILMのデザインや質感、とっても良いですね。

コンパクトなα7IIIと比べても、はるかに小さくて、持ち出すのも楽チンです。

しかし、このボデイ、きっと単焦点欲しくなるなぁ。

X-T20とα7III