G9 PRO IIの登場に伴い、中古市場に多くの商品が流通しています。その影響で新品でも8万円台、中古ならば約7万円で手に入ります。
マップカメラのLINEで見つけた特価で、なんと63800円で販売中でした。付属品など全てが揃っており、傷も目立たない状態だったので、ついポチッと購入してしまいました。
発売当初の価格が20万円を超えるフラッグシップモデルが、この価格で手に入るなんて喜ばしい限りです。
届いてみて現物を確認するとやっぱり綺麗。細かい傷もほとんど見当たりません。
G9 PROは2018年のモデルですが、その性能は今でも充分通用するものがあります。そこで、現在使用中のE-M1 Mark IIIとの入れ替えを検討することにしました。
G9 PROを以前所有していた時は、主に望遠での動体撮影に使用していました。今回は、現在メインになっているスナップや日常撮影にどれだけ適しているかを再評価してみることにしました。
G9 PRO、E-M1 Mark IIIのそれぞれのメリットをまとめると次のようになります。私の主観なので、手の大きさや好みによって評価は異なるかもしれません。
LUMIX G9 PRO/OM-D E-M1 Mark III それぞれのメリット
LUMIX G9 PROの良い点(E-M1 Mark IIIとの比較において)
- 価格が安い
- 大きく見やすいファインダー
- 露出の常時プレビュー機能
- 優れた人体認識と瞳AF
- 右手での電源ON/OFFが可能
- 物理スイッチによるドライブモードやAFモード切替
- 使いやすい位置の三連ボタン(WB/ISO感度/露出補正)
- ハイレゾショットの画質がE-M1 Mark IIIよりも良い
- フォーカスセレクト機能
- SDカードスロットが2つともUHS-IIに対応
- E-M1 IIIよりも高い白とび耐性
- 優れた動画性能
OM-D E-M1 Mark IIIの良い点(G9 PROとの比較において)
- ライブND機能
- 快適なグリップ感
- 使いやすいジョイスティック
- 優れたデザイン・質感
- G9よりも軽量コンパクト
- EVF内に焦点距離が表示される
- AF-Cでもウォブリングしない位相差AF
- 回しやすい前ダイヤル
- G9 PROよりも強力な手振れ補正
- ライブコンポジット機能
- 手持ちハイレゾショット対応
- G9 PROよりも新しい発売日
- G9 PROよりもやや低感度に強い
- USB TypeC対応
これらの要素を考慮し、上位3つの項目が私にとって特に重要であることを確認しました。
ライブND、グリップ感、ジョイスティックの使いやすさは、スナップ撮影中心の現在の使い方において譲れない要素です。そのため、最終的にはE-M1 Mark IIIを引き続き使用することにしました。
ライブND機能は、明るい日中でもNDフィルターなしでスローシャッターを使用できる便利な機能であり、人をぶらして撮りたい時に頻繁に活用しています。NDフィルターの取り付けや取り外しは面倒なため、これは私にとって譲れない機能です。
グリップに関しては、多くの人が太いグリップを好む一方で、私のように手が小さい場合はE-M1 Mark IIIの少し細いグリップがぴったりと馴染みます。興味深いことに、私以外の家族3人はG9 PROの方が持ちやすいと感じたそうです。
ジョイスティックについては、AF-Sのシングルポイントを主に使用することから、目的のポイントにスムーズに移動できるE-M1 Mark IIIが圧倒的に優れています。G9 PROは斜め入力ができない上、測距点が多いため、ジョイスティックを使用しての操作がスムーズではありません。加えて、手が小さい私は親指がジョイスティックに届きにくく、直感的な操作が難しいです。
そもそも、ソニーのようにAF-Cの追尾機能だけでフォーカスを合わせられるのがベストですが、マイクロフォーサーズのカメラではAF-S&シングルポイント運用をせざるを得ないので、ジョイスティックは重要です。
G9 PROの安さやファインダー性能は大変魅力的ですが、総合的に考えて、もうしばらくE-M1 Mark IIIを愛用し続けることにしました。
【追記】2024.1.27
一旦手放したG9 PROですが、OM-1 Mark II発表時のゴタゴタからOM SYSTEMへの不信感が生じました。(E-M1 IIIはOLYMPUSだけど)
そんな折、今度は59,800円でマップカメラ良品が手に入ったので、G9 PROに鞍替えしてしまいました。
ということで只今、G9 PROユーザーです。
でかいのと、ジョイスティックが気に入りませんが、撮れる写真は同程度の画質なので、しばらく使ってみます。
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